自宅熟睡術の眠りパターンを軸に引き算、足し算
インターネット上に多くの専門家が快眠術、睡眠術を情報発信しています。
実際に実生活に落とし込めれば、効果が得られるものも多くあります。
このレポートでは、睡眠時間がタイトな現代人のライフスタイルに合わせ、
実践可能な睡眠術を考察し、4つの状況に照らし合わせてレポートします。
移動先の寝室環境は毎回変わります。
優れた睡眠を作りやすい所もあれば、非常に厳しい場所に直面する事もあります。
利用経験があり、状況が判っていれば良いのですが、全てがそうとは行きません。
このように環境や行動パターンが変わる条件において、いかにして良質な眠りを得るか、熟睡を得るか。
重要なことは、実践している自宅熟睡術を基本に引き算、または足し算する思考です。
(快眠作りの基本、自宅熟睡術については、別項:自宅熟睡術を参照してください)
標準的なビジネスホテルを想定し、眠り3か条に照らし合わせて考察を進めます。
眠り3か条
1.快適な睡眠環境を整える
2.就寝前の眠りの儀式化
3.睡眠スケジュールを構築する
ビジネスホテル到着後、可能であれば、快適な睡眠環境を得られるか、チェックする時間を作ります。
布団、まくら、ベッドなどの寝具、照明、部屋の色合いなど、満足の行くものであれば、まずは安心です。
その他、ビジネスホテルの懸念材料は
1.部屋が乾燥している。
2.匂いが残っている場合がある。
3.聴音環境が自宅とは異なる。
4.寝室と仕事場の区別がない(部屋内で仕事をする場合)
以上4つです。この点も含めて、いかにご自身が持つ快適な睡眠環境に近づけるかがポイントになります。
優先事項は、パフォーマンスを引き出す事
もし、照明の微調整が出来ない、騒音がうるさい、まくらが合わないなど、
睡眠環境の快適要件が満たない場合、対処法を検討します。
最も高い優先事項は、出張先においてベストパフォーマンスを引き出す事ですから、
優先事項を達成する為に受け入れられる範囲か否かを判断します。
あまりにも厳しい状況の場合、フロントに申し出ます。受け入れられる範囲である、
または別途アイテムにて対処が可能であれば、安心して仕事先に向かいます。
次に眠りの儀式化です。
自宅で行っている事を極力実行します。着替え→歯磨き→目覚まし→布団へという一連の行動や、
布団に入る前に軽くストレッチをする。布団に入る前に軽く瞑想をするなど、
眠りをイメージできるものであれば良いでしょう。この中、嗅覚を刺激するアロマテラピーは
出張先でのリセット感も得られます。匂いに対処する意味でも非常に有効です。
出張が多い方は、眠りの儀式を持ち出せるようなものにしておくと良いでしょう。
日頃行っている眠りパターンを実践する事により、ホテルなど移動先でも活用でき、
それぞれの環境に発生するギャップを引き下げ、平均的なパフォーマンスレベルを
保つ事が出来ます。