カンジダ菌に対する抗真菌効果をもつエッセンシャルオイル精油
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健康な人でも誰もが体内に持っているカンジダ菌。
老化や病気などで体力が弱っている時には皮膚カンジダ症や口腔カンジダ症を引き起こすこともあるカンジダ菌(カンジダ・アルビカンス)ですが、このカンジダ菌の繁殖を抑えたりする事で抗真菌効果をみせるディルシード・エッセンシャルオイル精油についての最近の研究を紹介します。
セリ科の植物ディルの種(シード)から採れるエッセンシャルオイル精油が、カンジダ菌に対して抗真菌効果をあらわしてその繁殖を抑えたり殺菌するメカニズムを武漢大学(中国)の研究者が解明しました。
ディルシード・エッセンシャルオイルが持つ抗真菌効果のメカニズムは主に次の2つによるものだそうです。
1.菌の細胞膜の生成を抑える効果があり、繁殖しにくくする
2.菌の中にあるエンジン(ミトコンドリア)の機能不全引き起こして、菌の中に活性酸素を蓄積させる
細胞膜の生成を抑えたり、菌の中のミトコンドリアに働きかけるというメカニズムは、カンジダ菌だけでなく、他の真菌にも効果がありそうなので、今後の研究にも期待できますね。
2013年05月22日 公開