週刊 みねいニュース

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週刊 みねいニュース

世界のアロマテラピー・代替療法の情報を選りすぐり、お送りするワンポイントニュース番組です。毎週水曜日に配信します。


07月31日配信

みねいニュースをしばらくお休みいたします。

8月の番組再編期を迎え、みねいニュースの方向性を再検討しているところです。

より有意義な情報の発信ができるように検討していますので、再開までしばらくお時間を下さい。

よろしくお願いします。

07月24日配信 - 賛美歌の合唱で心臓と呼吸が調和する

合唱することにより歌う人の身体と心が同調する

スウェーデンの研究者たちが、合唱することでもたらされる心拍などの身体への影響、
迷走神経を刺激することによる心への影響があることを明らかにしました。

研究者たちは

1)…


07月17日配信 - ローズマリーのティンクチャーとエッセンシャルオイル

ローズマリーのティンクチャーとエッセンシャルオイルでは働きに違いがあるのか?

Research in pharmaceutical sciencesに発表された研究では、
ローズマリーから抽出したティンクチャーとアロマテラピーエッセンシャルオイル(精油)の働きが比較されました。

伝承療法や代替療法で腹痛などのお腹の不調に用いられてきたローズマリーの働きを、


07月10日配信 - 食用肉の保存とローズマリーとオレガノ、ガーリックの精油

食肉(豚肉)に与えるローズマリー、オレガノ、ガーリック(にんにく)のそれぞれの効果

ローズマリー、オレガノ、ガーリック(にんにく)の精油がそれぞれ、
タンパク質の酸化に与える影響を調べた研究が2013年6月の「Meat science」誌で発表されました。


07月03日配信 - 尿失禁にはラベンダーよりクラリセージ

クラリセージと真正ラベンダーが自律神経と血圧に与える効果の違い

クラリセージと真正ラベンダーが自律神経と血圧に与える効果の違いが比較試験ではっきりしました。

調査対象となったのは、自律神経の働きや血圧による症状の違いが大きい、尿失禁をもつ女性患者。

2013年1月29日に「Journal…

06月26日配信 - 人間を対象としたアロマテラピー効果の検証

人間を被験者にした、エッセンシャルオイルが代謝に及ぼす影響の検証実験

2013年6月5日にEvidence-based complementary and alternative medicine (実証を伴った補完療法・代替療法)状に発表された内容からお送りします。

上海交通大学の研究チームは、医療としてその根拠に乏しいところがあったこれまでのアロマテラピーに生物学的な分析を基にした根拠を与えるべく、エッセンシャルオイルが人体の代謝に与える影響を検証したそうです。

事前の研究としてラットを使った研究ではラベンダー、クラリセージ、サンダルウッド、スイートオレンジを使ったということで、おろらく今回もこの4種の精油について31人の被験者に対して研究は進められました。

31人の女性は軽い不安神経症をもった人々で、10日間にわたって精油を吸入してもらい、その人々の尿の中の成分調べることで代謝の変化をチェックしました。

結果、顕著な代謝の変化がみられ、尿中のアルギニンレベルの上昇、ホモシステインの上昇、ベタインの上昇およびアルコールレベルの減少、炭水化物の減少、有機化合物の減少みられたということです。

エネルギーを作り出すTCAサイクルと腸内細菌の代謝の変化によると考えられる変化が注目すべきことです。

ビタミンB6不足によるホモシステイン生成不足が不安障害の原因という説もあることから、十分な量のホモシステインの増加とその代謝に関係するペタインが上昇することはで肉体だけでなく、精神面でも何かしらの変化をもたらしたかもしれません。

こういったたぐいの実験はラットやハムスターを使って実験されることが多いので、人間を対象にした検証実験、しかも”実証を伴った補完療法・代替療法”をテーマにした誌面上で研究成果が発表されるのは、良いことですね。

06月19日配信 - 週刊 みねいニュース

日本杉の精油が精神面にもたらす効果とは…

日本杉(学名:Chamaecyparis obtusa)から採れた精油を、ストレスのかかるテストを経験させた実験用マウスに吸わせたところ、抗不安薬のような効果を示したということです。

2013年4月にNatural…

06月12日配信 - 週刊 みねいニュース

秋ウコン(ウッチン、ターメリック)から採れた精油に新たな効果が発見される

秋ウコン(Curcuma longa L.)から採れるエッセンシャルオイル精油に、すでに知られている神経保護作用、抗がん、抗血栓、抗酸化作用の他に新たな効果がみられることが実験により明らかになりました。

2013年5月のThe…

06月05日配信 - 週刊 みねいニュース

美白に効果のあるアロマ

スギ(Cryptomeria japonica

週刊 みねいニュース05月29日配信

ディル・シードエッセンシャルオイルが高脂血症を抑える?

先週に引き続き、ディル・シードのエッセンシャルオイル精油(Dill seed essential oil)についての話題です。

2013年5月16日に発表された京都大学の食品分子機能学の研究室によるラットを使った研究によると、

ディル・シード抽出物がペルオキシゾーム増殖剤応答性受容体(PPAR-α)を活性化することで

肥満型糖尿病マウスの脂質代謝の異常を改善することがわかったそうです。

肝臓や心臓の細胞で脂質代謝に欠かせないものとして存在しているペルオキシゾーム増殖剤応答性受容体(PPAR-α)を活性化させるディル・シードのエッセンシャルオイル精油の働きは、抗高脂血症の治療薬と同じような原理なのだそうです。

この働きにより高脂質の食事を原因とする高脂血症を抑制していることが判明しました。

ディル・シードのエッセンシャルオイルを手に入れるのは大変なので、スパイスとして売られているディルシードを食卓に取り入れてみるのも生活習慣病予防に役立つかもしれませんね。