どうしても眠れない時は寝酒が良い?

寝床についてもなかなか眠れない。

なるべく何も考えないように眠るように気持ちを落ち着けてみる。

でも色々と考えて事がでてきて寝返りをする。何度も。

なにも変わらず、30分、1時間と時間が経っていく。

 

明日は朝から仕事なのに、せっかくの睡眠時間が短くなっていく。

いっその事、お酒を飲んでゆったりした気持ちで寝てしまおう。

寝酒をすれば、まず間違いなく寝られるから。そして、布団から出て、台所へ向かう。

 

こんなご経験はありませんか?

 

確かにお酒を飲むと緊張がほぐれ、寝つきを良くする効果があります。

はたしてその効果は、どのような作用を生むのでしょうか?

 

寝つきが良くなる

いびきが多くなる

夜中にトイレに行きたくて起きる。

翌朝、頭がスッキリしない。

身体がだるい

記憶力が落ちている

 

このケースが多いのでは。

 

寝酒の効果と作用について考察していきます。

 

眠りの質を下げるアルコール

眠りには昼間活動した心身を休めるという役割があります。

特に脳の休息は大切です。眠りの満足度は、寝つくまでの時間や、睡眠時間だけでは決まりません。

眠りの深さが大きく関係します。眠りの深さとは、いわゆる”眠りの質”。

眠りの質が高ければ、脳も十分に休息出来ているのです。

 

アルコール成分による緊張感の緩和から、眠りの入り口は確保されるのですが、

脳の休息に必要な深い眠りを得ることは出来ません。

 

アルコールは体温の調整機能を麻痺させ、脳を冷却するノンレム睡眠を浅くしてしまいます。

お酒を飲まないと寝つけないという人は、身体が冷えることにより、

ノンレム睡眠が浅くなっていると考えられます。

 

また利尿作用も働き、深夜に起きてしまいます。ここでもレム睡眠とノンレム睡眠の

周期を乱す要因となります。

以上から寝酒は寝つきを良くする効果はあっても、睡眠の質は低下させると言えます。

寝酒は記憶力に大きく影響します。

 

寝酒を続けていると起こる身体的変化

寝酒は記憶力に大きく影響します。

眠りの中で、脳は記憶の定着を行っています。寝酒により、眠りが浅い為、

その行為自体が不十分となり、記憶力が落ちているように感じます。

加齢や疲労による記憶力低下ではなく、寝酒による場合も大きいのです。

 

寝酒は寝入りには効果がある為、成功体験を生み、翌日も行うようになります。

そして、なんと言っても「美味しい」。

お酒の美味しさが求める要因にもなるでしょう。次の日も、その次の日も。

その過程から常習性が生まれます。

 そして、「まだ飲める、まだ眠くない」と考えて、アルコールの量が増えていきます。

 

寝酒は、アルコール依存症に発展する恐ろしさが多く語られていますが、

寝酒は続いた時点で身体に影響が起っています。

アルコールが完全に抜けるまでに時間を要しますから、翌朝、午前中の集中力、思考力は

期待できません。記憶力、仕事効率を上げる事もまず無理でしょう。

脂肪もつきやすく、そして疲れやすい身体になります。

 

40代の肥満は、細胞が退化している為、起こるものですから、

回復には細胞レベルで活性していく必要が出てきます。

そこまで行かなくても、寝酒は自己調整から得られる ベストパフォーマンス、

そこから生まれる豊かな人生からはほど遠い世界へと導くものなのです。


本来の楽しみとしてのお酒を

お酒に眠る為の道具として実用を求めても、人生を豊かにはしてくれないのです。

実用として用いるのではなく、飲酒が持つ本来の力を用います。

 

初めて会う人や親しい人々との円滑なコミュニケーションを生む。

最高の料理を引き立てる味。

大きなプロジェクトを終えた後に、一人静かに飲むワイン。

このような喜びをもたらす嗜好品としてのお酒。

 

お酒は有意義な嗜好品として、ご自身の人生に彩りを加えていくもの。

お酒が持つ、本来の姿と付き合っていくのがベストです。

 

以上、寝酒について考察しました。

寝酒を克服する糸口として当レポートがお力になれば幸いです。


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就寝時刻、寝つきの90分、そして睡眠時間。3つのバランスを保つ事が、

ベストパフォーマンスを引き出す条件となります。

別項、自宅熟睡術、出張先熟睡術にてご紹介しています。

 


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