眠りの質とは?
一般的には、睡眠の質とは「時間×深さ」だとされています。
「何時間眠られたか」と「どれだけ深く眠られたか」がとても大切です。
その中でも、快適な眠りで大切な事は、睡眠の深さ、いわゆる眠りの質なのです。
レム睡眠とノンレム睡眠
睡眠には、眠りが浅い状態のレム睡眠と眠りが深い状態のノンレム睡眠の2種類があります。
レム睡眠は急速眼球運動を伴う睡眠という意味。
体はぐったりしているのに、閉じたまぶたの下で眼球がきょろきょろと動き、
脳は休まず、夢を見ていることが多い眠りです。レム睡眠では記憶に関わる重要な役割を行い、
それに伴い新たな学習や行動を促す働きがあります。
レム睡眠は、私たちの脳を正常な働きができるようにしてくれます。
ノンレム睡眠はレム睡眠ではない眠りという意味です。
深いノンレム睡眠は、ぐっすり眠っている状態です。
ノンレム睡眠では筋肉へ送られる血液の量が多くなることで体力回復させ、
体温が下ることでエネルギーが温存されます。 そして組織の成長や回復に備えます。
深い睡眠の間に脳下垂体前葉からの分泌が24時間中最も活発になり、
成長ホルモンは成長や発育を促したり、体の組織を修復させます。
ノンレム睡眠は、日中の活動に備えて体力を回復し、
蓄えるのに絶対に欠かせないものなのです。
レム睡眠は大脳を活性化させる眠り、
ノンレム睡眠は大脳を休ませる眠りであり,それぞれ異なる性質を持ち、
お互いの役割で補完し合っているのです。
眠りの質は、ノンレム睡眠の深さで決まります。
ノンレム睡眠とレム睡眠は1セット90分で一晩に4~5回繰り返すのが一般的です。
眠りの質、脳の休息度は寝ついてから3時間が重要。
最初の2回のノンレム睡眠で決まると言われています。
睡眠時間を多く取れない人にとって、この時間にいかにぐっすり眠れたかが大きなポイントになります。
ノンレム睡眠時は、体温が下がるので、脳の温度も低下して休んでいます。
このレベルが深いほど、人は熟睡できたと感じ、眠りの質がよくなります。
眠りの深いノンレム睡眠に対して、浅い眠りのレム睡眠の割合が
序々に増えて目覚めるのが理想的な眠りです。
スムーズに入眠でき、途中で妨げられずに熟睡でき、起きる時にスッキリと目覚める。
これが理想的な質の良い睡眠という事になります。
どのように質を上げるか?
眠りの質を高める方法は、日中の運動と眠りに入る状態をケアする事です。
大きなポイントをまとめてお伝えします。
1.体内時計リズムを整える
起床、就寝、食事など出来るだけ規則正しいタイムスケジュールを実践します。
2.就寝前のパターンを作る
寝床に入る前に、歯磨き、トイレ、目覚ましセットなどの流れを作り、就寝のクセとして行います。
3.リラックスタイムを作る
眠り前に心身の緊張を解すリラックスタイムを作り、副交感神経を優位にします。
4.思考を持ち込まない
眠り時にはあれこれを考えを持ち込まないよう心がけます。
5.寝室環境を整える
寝室は暗く、静かにし、快適な室温と湿度を保てるように心がけます。
オキナワンヒーリングでは、2、3、4をケアし、
眠りの質を向上させるように作られています。
以上、質の良い眠りについて考察しました。
眠りに必要な項目を眠り3か条として解説しています。
眠りのパターンを実践する事がベストパフォーマンスを引き出す条件となります。
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